○お待たせ致しました。
いよいよ第4回JIA・テスクチャレンジ設計コンペが開催されます!

○要鋼発表は2012年11月15日です。
今回もたくさんの皆様のご参加を期待しております。


○9月3日の公開審査をもって第3回JIAテスクチャレンジ設計コンペを終了させていただきました。

コンペにご参加・ご協力いただいたすべての方々に感謝いたします。
ありがとうございました。
第3回受賞作品はこちら
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応募登録は終了しました!! ☆作品応募締め切りました!!

2011年7月21日木曜日

コンペ実行委員長から皆様へ御礼の挨拶 

参加登録をいただきました皆さまへ

 この度は「JIA.テスクチャレンジ設計コンペ」に非常に多くの参加登録をいただきまして誠にありがとうございます。心より皆さまに御礼申し上げます。
 (社)日本建築家協会北海道支部は、建築の設計に携わる人々の一層の社会貢献を目指しさまざまな取り組みを行っています。

建築設計競技の企画開催も大切な支部事業の柱として近年特に力を入れている分野です。

  2011年3.11に隣県東北を中心に発生した大震災は、数多くの尊い犠牲を通して私たちが当然としてきた社会に大きな疑問を投げかけています。震災後4ヶ月を経過し部分的には復興の兆しが見え始めたものの、厳しさの続く現地の暮らしは依然、たくさんの知恵や工夫を必要としています。

  当該コンペの特色はその時代における社会の求めを広く読み取り、コンペのテーマとして社会に発信することにあります。
建築の設計に携わる一員として、時代が直面するニーズや悩みと果敢に向き合うことで昇華される提案をお待ちしています。

審査当日、たくさんの市民のみなさんの前でお会いいたしましょう。
参加者全員の健闘をコンペ実行委員一同、心よりお祈り申し上げます。





   2011年 7月21日 
(社)日本建築家協会北海道支部


コンペ実行委員
実行委員長    山本亜耕
 ㈱テスク 会長    丹 征吉
JIA事業委員長   小杉朋希
遠藤謙一良
橋本敏明
平尾稔幸
十河昌司
照井康穂
齋藤文彦
日野桂子
大杉 崇
大坂崇徳
伊賀たけ美
北海道住宅通信社  坪田 巧
㈱札促社        中垣智恵美
㈱えんれいしゃ     井上 徹

応募登録終了のお知らせ

昨夜7月20日深夜24:00をもちまして、JIA・テスクチャレンジ設計コンペの応募登録を締め切らせていただきました。
たくさんの皆様の御登録、真にありがとうございました。!


尚、作品応募締め切りは8月20日となっております。
提出物に関して、応募要項をお読みになり間違いの無いようにお願いいたします。

ブログ上でも改めて応募内容や公開審査の方法に関して、解説を載せていく予定ですので、随時閲覧をお願いいたします。

2011年7月20日水曜日

本日7/20登録期限です!

現在までにたくさんの方のご登録をいただきましたが 、
本日7月20日(水) が応募登録期限となっています。

(登録期限は7月20日(水)の深夜24:00をもって終了とさせて頂きます。 )


お忘れの方は今一度ご確認の上、ご登録のほどよろしくお願いいたします。
 
昨日(7/19)更に多くの方のご登録を頂きました。ありがとうございます。
まだ間に合いますのでたくさんの方の参加を期待しております!!。

2011年7月11日月曜日

7月12日 FMラジオ AIR-G’でコンペ情報が紹介されます。

FMラジオ AIR-G’ の番組放送中に、第3回JIA・テスクチャレンジ設計コンペの情報が放送される予定です。


2011年7月12日(火) AM8:40~8:45頃 の時間帯の予定です。 

※7月12日朝   Vivid Couleur(ビビット・クルール)の番組の中で DJ高山秀毅さんからコンペの概要を放送していただきました。ありがとうございました。

2011年7月6日水曜日

第2回最優秀賞受賞 高橋一正氏の声

昨年で第2回目、応募条件が北海道の設計事務所スタッフということもあって、私にとってはこのコンペは何か新しいものに挑戦できるとても意義あるものに感じられました。

2回のテーマである「北海道の森と建築~くらし・資源・生命・観光などとも共振する空間~」という課題に対し、エゾシカの食害問題と森林の減少に対する建築的解決を考え、どちらかといえば社会的な提案をしました。
森林減少の実態的な対策として、森のためにとシカを淘汰する行為に対し、我々が建築を通じて生態系に対してコミットしていけることはないのだろうかと考え、人とシカと森の共生の、一つのきっかけづくりを目指しました。

副賞の上海視察旅行は上海万博開催日程に合せていくことができました。
世界中の現代建築の最先端ともいえる技術をもってして造られ、文脈抜きに現れる仮設建築の数々に、混沌とした雰囲気漂う上海の雰囲気も相俟ってか何か一体感を持った凄まじいエネルギーを感じ、圧倒されるばかりでした。

雑然とした会場の中でも一際目立つオランダ館













 


イギリス館内部。アクリルポール内に種子が封入されている。

















上海の街から一時間ほどの場所では、現代的都市とは対極にあるような水郷(水辺の村)があり、そこではやや観光的な発展を遂げつつも、路地から民家の生活が見えるような中国的な情緒のある風景を感じることができました。

上海一の繁華街である南京東路















水郷(朱家角)















凄まじい発展を遂げる上海に世界中の注目が集まる時期に視察に行くことができ、その空気を実感することができたのはとても幸せな経験でした。



最優秀賞の受賞は私にとって大変励みになり、また授賞式、上海視察旅行にて御一緒させて頂いた受賞者の方や、審査員の先生方との交流もとても刺激になり、この経験を糧に今後も設計活動に取り組んでいきたいと思います。





高橋一正(㈱二本柳慶一建築研究所)



第1回優秀賞受賞 大田司氏の声

応募のきっかけ
 10人で楽しく食事ができる空間というわかりやすい命題であったこと、当時(現在も)さまざまな問題を抱えていた『食』についてもう少し掘り下げて考えて、建築で何ができるかを考えておく必要があると感じたためです。
応募した案は、単に10人が食事するという空間ではなく、10人単位での利用を繰り返し、食するまでの過程を実行しながら学んでいく仕組みや、循環していくエネルギーの提案等、食育と環境に焦点を当てた提案でした。
審査員の先生方に拾っていただけてありがたく思います。

懸賞旅行
懸賞旅行は中国・北京でした。中国には訪れたことがなかったので、ぜひ訪れてみたい場所でした。その中で印象に残ったことを何枚かの写真で、書いてみたいと思います。
北京首都国際空港。設計はノーマンフォスター。この空港で中国のイメージは一新されたに違いないと感じました。環境を巧みに取り入れた設計で、自然光が心地よい。
そして写真のような、どこまで続くのー?
という規模が中国の大きさを表してます。
先端はかすんで見えません・・・。

言わずと知れた万里長城八達嶺です。
ここは絶対に行きたいと思っていた場所です。
1時間ほどの滞在で行けるところまで歩いてみました。信じられない勾配のスロープに翻弄されましたが、どこまでも続く曲がりくねった景色に圧倒されました。
入口付近のお土産さんはかなりしつこく、小さなパンダのぬいぐるみを購入しましたが(あえて言及しますが、最初からどこかで買おうと思っていたので)、後々計算すると・・・15㎝位のぬいぐるみに3000円位払ってました・・・帰りの空港で同じものを見付けて落胆です。









 
2008年五輪の舞台となった鳥の巣です。
遠景からは、圧倒的な存在感と造形力でシンボルとしては成功しているように感じました。大きすぎて、全景がカメラにフレーミングする位置まで数分歩きました。
内部に入ると、鳥の巣というより鉄骨ジャングルというイメージです。鳥の巣というイメージからくる細いメンバーで構成される構造ではありませんでした。この空間を作るのにこんなに鉄が必要か・・・?という疑問を抱かざるを得ない感じでしたが、ここから中国は国際舞台に出ていくという意欲が感じられる建築でした。






 

おそらく中国では何気ない日常の生活のひとこま。いたるところでこのようにテーブルを出してカードゲーム等をやっている光景を見かけます。
驚いたのはこの写真朝方に撮ったのですが、
10時頃に帰ってきたときにも、やってました・・・ずっとやっていたんでしょうか?






日本の高度経済成長もこうだったんだろうな、と感じた一枚。林立するビル群の足下にはこのような景色がたくさん残っています。
四合院の形式をとったものが多いので、塀の向こう側に大きな樹木が見えます。そして、曲がった道の先に何があるのか?ついつい歩いてしまいます。北京での新しいものは日本の都市でも見られるものが多く、こういう界隈性を持った都市構造がうまく融合できれば面白いのになと感じてしまいます。











ガイドブックにも載っていない(と思う)市民の台所。路地をさまよっていた時に突然現れました。すごい活気。毎日が暮れのアメ横です。人人人。五輪でリニューアルされた前門大街は閑散としていたので、その対比に驚きました。誰のための街なのか?考えさせられる光景でした。







その都市の食文化も沢山堪能しました。
一生懸命英語で注文。理解されず出てきてしまった店などもありましたが、安くおいしいものをいただきました。
入ったどのお店もこの値段でいいの?という印象でした。
写真は、歩き回った中であえて最低価格(日本円で1000円していなかったと思います)の北京ダックをいただきました。目の前で調理していただき、たっぷり載った油を堪能。
大金かけて食す北京ダックはどれだけ違うんだろうと思いました。
安さとうまさに自分は大満足でしたが、同行していた下山さんはその油にやられたようで後半、唸っておりました。

 



北京の建築の代表的な形式である四合院。
開発の手により、どんどん壊されています。
そんな中、うまく新旧のバランスを取った建築を見学しました。
1949に建てられた工場の跡地にある四合院を利用しながら、レストラン・バー・ギャラリーに生まれ変わった1949THE HIDDEN CITY。





敷地内のがれきを再構築、中庭に残る樹木をそのままに、巧みにその景色、光を取り入れています。四合院独特の囲われたプライベートな庭がいくつか連続し、窮屈さを感じさせないつくりとなっていました。
この施設のプロモーションは、海外からの手ということで納得がいきましたが、古いデザインにモダンデザインをうまく融合させています。
もはや、中国ではスクラップ&ビルドしかないと考えていましたが、一つの可能性を感じさせる建築でした。












短い日数でしたが、街がどんどん変わっていくというエネルギーを体験したこと、五輪開発で新旧の街が対極化し、そこに住む人々の暮らしとの関連について考えさせられたこと、‥等非常に貴重な経験をさせていただきました。有意義な北京の旅でした。ありがとうございました!!
  
DAIDA DESIGN STUDIO   大田 司

第1回優秀賞受賞 下山準氏の声

1回JIAテスクチャレンジコンペに応募したのは、会社に入社して3年目。
学生時代のコンペに集中できた時期とは異なり、業務の合間を縫って発想を練ったり、プレゼンシートを作成したりすることは思った以上の労力が必要でした。しかし、なかなか日常の業務では埋没されがちの「建築とは何か?」「空間とは何か?」ということに真正面から取り組むことが出来た貴重な機会だったと思います。
その甲斐あって、第1回の優秀賞という大変名誉ある賞を受賞でき、湧き上がる喜びに、公開審査帰りの誰もいない道端で、ひとりガッツポーズをとったことを記憶しております。
 

その懸賞でオリンピックの熱気覚めやらぬ中国北京視察旅行へ行かせていただきました。初めての海外視察旅行だったので
すが、海を渡った中国には「戦後日本」のような感覚がありました。
決して建物が戦後のような廃屋の立ち並ぶ場所ばかり行った訳ではなく、近代的なビル群が立ち並ぶ「三里屯」や繁華街である「王府井」、世界的な実験建築が集まる「北京オリンピック公園」など最新の建築が立ち並ぶ世界的な「都市」を歩いているにも関わらずに…

おそらく、そこには人の持つエネルギーがあったからだと思います。
決して「キレイな都市」ではなかったです。決して「景観のよい都市」ではなかったと思います。かと言えば決して「キタない都市」とは感じられませんでした。
人々の活力が溢れ、そのエネルギーの行き場のない無秩序さが私はイメージする「戦後日本」と一致したのかもしれません。



最新の建築を見ました。話題の建築も見ました。世界遺産も見ました。しかし、肌で感じた「発展途上国 中国」という「都市」は「最新建築」以上の刺激を私に与えてくれた気がします。
 
  
もちろん本場の中華料理も刺激的でした。
 
このような貴重な機会を与えてくださりましたJIA、テスクの皆様にこの場を借りて厚く感謝させていただくとともに、今後もJIAテスクチャレンジコンペと共にますますの発展をお祈り申し上げます。

(株)ドーコン建築都市部 下山

第1回最優秀賞受賞 堀部太氏の声

1JIAテスクチャレンジ設計コンペで最優秀賞を頂いた堀部と申します。

当時社会人一年目だった私は、北海道で建築実務をこなす方々が、どのような思考をお持ちなのか大変興味を持っておりました。そのため、北海道の設計事務所に勤めている者を対象とした第1回の当コンペは、私にとって非常に魅力的なもので、早々に応募を決意しました。

「北海道をおいしく食べる場/空間」という課題に対し、自給率200%を超える北海道でこそ可能な食の空間として、地産地消のレストランを計画することとしました。
札幌市郊外の耕作放棄地を敷地とし、畑の再生を図ると共に、ガラス張りの帯状建築を畑の間を縫うように配置することで、建築内部に落ちる作物の影、入る風、匂い、見える風景、食べられる料理等が季節によって変化するレストランを提案しました。

公開審査を経て受賞のご連絡を頂き、その後賞金であるイタリア建築視察へ行って参りました。

イタリアではミラノ、ヴェネチア、フィレンツェ、ローマ等を周り、様々な空間や文化を経験させて頂きました。中でもパンテオンのオルクスから落ちる光は圧巻で、建築というフィルターを通すことで、光が特別な存在に昇華されていることに、大変感動しました。
また、木造建築では経験できない「時間」を経験できたことも、非常に大きな出来事だったと感じています。


 このような素晴らしい経験の場を設けて頂きました、JIA北海道支部の皆様、株式会社テスクの皆様に感謝し、今後の設計活動に生かしていきたいと考えております。

堀部 太